旅館とホテル
宿泊施設とされる旅館とホテル。あなたはこの2つにどんなイメージを持っているでしょうか?
旅行に行くなら
今度の連休では旅行に行くぞ!と考えている方もいるでしょう。その際に行っておくのが、宿の予約ですね。特に連休前ともなれば、同じように旅行の計画を立てる人もいるでしょうから、早めの予約を行っておきましょう。早くしないと「いい宿」というのは予約で埋まってしまうことも多いはずです。「いい旅行だった」とするためには、やっぱり伊香保温泉などの「いい宿」の予約が重要となるはずです。
でも、その際に考えるのが、旅館とホテルどっちにしようか。という事ではないでしょうか?この選択を行う際には、旅館とホテルの違いを理解しておかないといけません。旅館とホテルの違いは、実は日本の法律の1つ、「旅館業法」によって定められていて、それによって「旅館」か「ホテル」かが決まってくるのです。同じ宿なのに、名前が変わってくる理由はこの法律が関係していたのです。2つの別称に関わる法律の原文を載せてもいいのですが、読み解くのは面倒だと思いますので、今回は載せないことにします。
管理人が法律を読んで、簡単に説明していきます。法律によると、構造と設備が「和式」なら旅館となり、「洋式」ならホテルと言うとされています。つまり、「和室か洋室か」、「布団かベッドか」によって変わると言ってもいいでしょう。和室でベッドを置くような方は少ないでしょうし、フローリングに布団はあまり似合うとは言いにくいですね。つまり、和室で寝るときは布団が「旅館」で、洋室で寝るときはベッドが「ホテル」という事なのでしょう。
しかし、最近ではその境界も曖昧になっているように感じます。洋室と和室が混在している宿泊施設もありますし、一見、旅館だけどホテルと名乗っているところを、見たことある人もいるのではないでしょうか?その点、海外のホテルならそういった心配は要りませんね。
どっちを選択するか?
旅館では仲居さんが料理を運んだり、布団を敷いたりするために、お客さんがいない場合でも出入りすることもあります。しかし、ホテルでは完全にプライベートの空間とされいるようで、ベッドメイキングや掃除など以外は基本的に出入りしません。ベッドメイキングや掃除をお客様が断れる場合もあり、その際は絶対と言っていいほど出入りしないとされています。この辺は日本と欧米の習慣の違いによる物でしょう。
日本の場合は、お客をもてなすのがマナーとされていることもありますので、料理を運ぶなどのことを仲居さんが行うようになっています。しかし、そうなると食事の時間が決まってしまいますよね。欧米では基本的に「自由」というのが重要視されるらしく、そのため、料理を運ぶようなことはしないそうです。また、くつろぐためには他人(自分以外)の出入りを気にしないことが必要ですから、そういった面でもスタッフの出入りが少ないのでしょう。
このようなことからも、あなたが旅先で何を重要視されるかで、旅館かホテル化かを選択することになると思います。それぞれに独自の味わいや楽しみがあるはずなので、一概にどちらがいいというのは言えません。一般的に旅館を選ぶ人は「ゆったりとくつろぐ」ことを重要視しているようです。一方、ホテルに泊まる人は「非日常を味わう」ことに重点を置いて選択するそうです。このことを参考にしながら、あなたも考えてみてはどうでしょうか。
Favorite
Last update:2023/12/4